今回の鋳込みは卒業制作のための作品で、4回生が中心で行われます。
原型はこんなものや(プラ玩具)、
こんなもの。(ドライフラワー)
ロウで型取りした手。
これは数が多いので、助っ人を頼んできたようです。
刷毛で石膏1層目。
徐々に原型が埋まっていきます。
石膏はその性質上すぐに固まっていくので、時間勝負の作業です。
石膏の種類は2種類を使用し、さらにふるいにかけたり、再利用のものなど5種類ほどに分けて使い分けています。
みるみるうちに白い塊と化してきました!
最終形体がこちら↑ ↑ ↑ ↑
原型が全く分からないので、名前などを書いて判別できるようにしたりします。
≪余談ですが≫
学生の教室を見渡してみると、さまざまな工夫を発見できます。
工夫と呼ぶか、苦肉の策と呼ぶかは見た人次第ですが…
ロッカーが靴箱に。
竹と紐がつなぎ掛けに。
炊飯器がやかん代わりに。(!)
ハンガーが靴干しに。
調理器具がロウ原型づくりの道具に。
包丁、ナイフ、スプーン、網じゃくしなどなど。
回りにあるもので工夫したり、
時には自分で道具を作ってしまうことも立体造形コースではよくあることです。
そんなことを繰り返していくうちに、なんでも作れてしまうようになっていきます。
↓ちなみに、石切り場の屋根も、少し前の学生と先生たちの手によって制作されたものです!
ツジタ