2013年1月9日水曜日

ブロンズ石膏型作り&立体的創意工夫

来週のブロンズ鋳込みのための石膏型の制作が進んでいます。

今回の鋳込みは卒業制作のための作品で、4回生が中心で行われます。

原型はこんなものや(プラ玩具)、

こんなもの。(ドライフラワー)

ロウで型取りした手。
これは数が多いので、助っ人を頼んできたようです。


刷毛で石膏1層目。

徐々に原型が埋まっていきます。

石膏はその性質上すぐに固まっていくので、時間勝負の作業です。


石膏の種類は2種類を使用し、さらにふるいにかけたり、再利用のものなど5種類ほどに分けて使い分けています。


みるみるうちに白い塊と化してきました!

最終形体がこちら↑ ↑ ↑ ↑
原型が全く分からないので、名前などを書いて判別できるようにしたりします。




≪余談ですが≫
学生の教室を見渡してみると、さまざまな工夫を発見できます。
工夫と呼ぶか、苦肉の策と呼ぶかは見た人次第ですが…

ロッカーが靴箱に。

竹と紐がつなぎ掛けに。

炊飯器がやかん代わりに。(!)

ハンガーが靴干しに。

調理器具がロウ原型づくりの道具に。
包丁、ナイフ、スプーン、網じゃくしなどなど。

回りにあるもので工夫したり、
時には自分で道具を作ってしまうことも立体造形コースではよくあることです。


そんなことを繰り返していくうちに、なんでも作れてしまうようになっていきます。

↓ちなみに、石切り場の屋根も、少し前の学生と先生たちの手によって制作されたものです!










ツジタ