2013年7月1日月曜日

3回生合評!「オマージュ」


ご報告が遅れましたが、

3回生の課題 「 オマージュhommage 」 の作品をご紹介します。
(尊敬する作家、もしくは尊敬する作品に影響を受けて、似たような作品を制作すること。)




船越桂さんのオマージュ。



彼女は船越桂さんの胸像の  』 に注目しました。


その は目の前にあるものではなく、
その向こうの何かを、あるいは時間を見ているように感じた。

と、話す彼女。↓



 
 
彫刻は目に見えない何かを表現できると知り、
この船越桂さんの胸像が、彼女が彫刻を始める
きっかけとなったのだそうです。





続いて、

フランスの作家、クリスチャン・ボルタンスキー
オマージュ。↓




積み上げられた黒い箱の中に、ロウソクの火が灯され、
録音されたたき火の音が流れています。


ボルタンスキーがテーマにしている 「 生と死 」 の問題から、
全ての人に共通する 『 人間の本能 』 について考えました。

ロウソクやたき火の音を使用したのは、
火を見ると落ち着くという人間の本能から。






最後に、

留学生の彼女は滞在期間が短い為、
テーマに沿わずに作品を発表します。





↓こちらは映像作品。

2000年後の森で、ある人が偶然
カプセルトイ(ガシャポン)を見つける…
という内容。




2000年後の世界には、
現在の日本の「 Kawaii 文化 」は廃れているのではないか、
と考えた彼女。


カプセルトイ(ガシャポン)のように
プラスチックで作られたものはなくなっていて、
それを見つけた2000年後の人たちは、
何かの宗教に使われたものだと思うのではないか。




そして、
↓こちらが  カワイイ宗教






↓吊られたビニール傘。
 中を覗くと…





ぬいぐるみ、フィギュア等、
カラフルな日本の 『 カワイイ 』 ものたちが、
包まれていました。








ナミキ