2014年11月12日水曜日

3・4回生実習室(7-12)から

後期から実習室が変わりました。
工房制が一部解体され、各回生別の作業スペースになっています。





本日は3・4回生合同のスタジオ、「7-12」での制作風景をご紹介します。





↑こちらは4回生
麻布を大きな針と糸でザクザクと縫って繋ぎます。






実はこの布、 血糊 で染められていて、実際の血液のイメージに近づけるため、
さらに 鉄粉 が擦り込まれています。




↑5分の1サイズのマケット(模型)。
4回生は、来週から 卒業制作のマケット展 です。




↑ 「 コシアブラ 」 の木。
 
(立体工房の裏の山から採取してきました。)

こちらも4回生が制作中です。


この 茶色の樹皮 を剥ぐと、


中身はこんなにも真っ白






彼女が制作しているのは、東北地方で彼岸の際に墓前に供えられる花。
「 けずり花 」というものです。





花が咲かない時期に東北地方では、この「 けずり花 」を削ってお供えをするそうです。

故人の為に、一つ一つ木を削ってお花にするという行為。
この風習そのものがとても心温まります。






↓続いて、3回生です。


↑たくさんの「 目玉焼き 」。
 
何だか、椅子がフライパンに見えてきたなぁ...)


焦げ付いたものや、半熟のもの、少し生のものなど、
焼き加減のバリエーションも豊富です。


アレルギーだった彼女ですが、最近はアレルギーを体が克服してくれたようで、

目玉焼きをよく食べているのだそう。







目玉焼き特有の「つや」が出ない...と、苦戦しながらも、
実験を繰り返して、ベストな目玉焼きを目指し奮闘中でした。



↓目が合うと、思わずキュン♥となる動物たちです。





どれも、手のひらサイズ。




作業スペースの奥にはまだまだ、たくさんの動物たちが隠れていました。





↓女性の頭像。



続けて、さらにもう1体作り始めます。




最終的な仕上げをどうしようかな~...と少し悩みながらも、
「次の合評まで、目指せ5体!」と気合い十分の彼女です。




↓最後に、机に向かってエスキースを描く学生をご紹介。
ちょっと覗かせてもらいました。




渋々見せてくれたエスキース、
「制作途中の作品の話はあまりしたくない。」 と話す彼です。

(うんうん、その気持ちよくわかるよ。)






害虫駆除のためのロボット 」 とだけお伝えしておきます。





4回生は17日(月)から、 「 卒業制作マケット展 」、
3回生は24日(月)に 合評会 が待っています。








ナミキ