工房制が一部解体され、各回生別の作業スペースになっています。
本日は3・4回生合同のスタジオ、「7-12」での制作風景をご紹介します。
↑こちらは4回生。
麻布を大きな針と糸でザクザクと縫って繋ぎます。
実はこの布、 血糊 で染められていて、実際の血液のイメージに近づけるため、
さらに 鉄粉 が擦り込まれています。
↑5分の1サイズのマケット(模型)。
4回生は、来週から 卒業制作のマケット展 です。
↑ 「 コシアブラ 」 の木。
(立体工房の裏の山から採取してきました。)
こちらも4回生が制作中です。
この 茶色の樹皮 を剥ぐと、
中身はこんなにも真っ白。
彼女が制作しているのは、東北地方で彼岸の際に墓前に供えられる花。
「 けずり花 」というものです。
花が咲かない時期に東北地方では、この「 けずり花 」を削ってお供えをするそうです。
故人の為に、一つ一つ木を削ってお花にするという行為。
この風習そのものがとても心温まります。
↓続いて、3回生です。
↑たくさんの「 目玉焼き 」。
(何だか、椅子がフライパンに見えてきたなぁ...)
焦げ付いたものや、半熟のもの、少し生のものなど、
焼き加減のバリエーションも豊富です。
卵アレルギーだった彼女ですが、最近はアレルギーを体が克服してくれたようで、
目玉焼きをよく食べているのだそう。
目玉焼き特有の「つや」が出ない...と、苦戦しながらも、
実験を繰り返して、ベストな目玉焼きを目指し奮闘中でした。
↓目が合うと、思わずキュン♥となる動物たちです。
どれも、手のひらサイズ。
作業スペースの奥にはまだまだ、たくさんの動物たちが隠れていました。
↓女性の頭像。
続けて、さらにもう1体作り始めます。
最終的な仕上げをどうしようかな~...と少し悩みながらも、
「次の合評まで、目指せ5体!」と気合い十分の彼女です。
↓最後に、机に向かってエスキースを描く学生をご紹介。
ちょっと覗かせてもらいました。
渋々見せてくれたエスキース、
「制作途中の作品の話はあまりしたくない。」 と話す彼です。
(うんうん、その気持ちよくわかるよ。)
「 害虫駆除のためのロボット 」 とだけお伝えしておきます。
4回生は17日(月)から、 「 卒業制作マケット展 」、
3回生は24日(月)に 合評会 が待っています。
ナミキ
ナミキ