7月に入ると工房が慌ただしくなり、学生は前期最後の課題に向けて大忙し。
少し制作風景を覗いてきました。
4回生は7月末に開催される学内野外展に向けての制作になり、彼女は大理石の作品を制作中です。
大理石でワンピースを制作中とのことですが、石に入ったヒビ割れや布の柔らかさを表現するのが難しく頭を悩ませながらの制作のようです。
自然から採れた素材での制作は予期せぬトラブルが付きもので、それにどう対応していくのかも学びの1つですね。
そんな彼女の隣では、セメントを練って制作中の4回生が。
彼女はセメントでできた大きなおにぎりを制作中。
実体験を元に作品作りをしているようですが、セメント製のおにぎりの完成は一体どのような感じになるのでしょうか。
付け合わせのたくあんも同時に制作中とのことで、学内の何処かに大きなおにぎりとたくあんが出現するのが楽しみです。
次は大学院生の制作にお邪魔してきました。
大学院2回生の彼は、岐阜で行われる公募展へ応募するためのモデルを制作中。
アルミサッシを使ってのモデル作りのようで、パーツを切り分けている最中のようでした。
また、別の部屋では大学院1回生が大作を制作中。
彼は学部生の時に洋画から立体造形へ転コースしてきた学生で、立体物を作る中、絵画制作も続けています。
そして、今までの彼の作品の中で最も大きな作品を制作中です。
今年の3月から制作を始めた作品で、緻密に街並みを描写してきて現在ここまで仕上がってきています。
じっくりと腰を据えての制作に、日々少しずつ完成していく彼の作品ですが、本人は少しお疲れ気味のようです。
休憩をとりつつ、上手く気分転換をしながら納得する作品に仕上げて欲しいですね。
最後に2回生の木彫を覗いてきました。
毎日黙々と制作に向かい、どんどん完成が近づいてきました。
今回の木彫の課題テーマは、「木で木を彫る」というテーマになっています。
少し難しいような気はしますが、素材について考えられるテーマになっているのではないかと思います。
日々仕上がっていく作品に、完成が楽しみです。
ノジマ