今日は4回生を中心にアルミの鋳造が行われました。
まずはアルミを溶かすところから始めます。
版画のリトグラフに使われ、不要になったアルミ板をいただいてきたものを使います。
大きな板はシャーリングで細く裁断していきます。
次は砂型で使う砂の準備です。3種類の粉を混ぜて作ります。
混ぜて出来上がった砂を木枠へ移して砂型を作っていきます。
木枠へ砂を入れたら木槌等で叩いてしめていきます。
この工程はかなり重要になります。
消失原型と原型を抜く方法ではやり方が少し違います。
画像↑は原型を流す前に抜き取る場合。
砂を木枠程の高さに叩き詰めたら、真ん中に原型になる方を置き丁度半分砂に埋めます。
その後、型周辺を調整しながらもう一度砂を叩いてしめます。
もう一段木枠を乗せ、砂をかぶせ叩きしめたら、型が上手く外れることを確認。
その後湯道と原型がつながるように導線を作り、再び二つの木枠を合わせます。
↑はスタイロフォームでできた消失原型の場合です。
流し込みのデモンストレーションを行い、流す位置を確認したら
いざ、流し込みです!
湯道が小さいので上手く流せるかドキドキです。
綺麗に流せました!このまま30分は置きます。
少し熱が引けてきた頃取り出してみると・・・
綺麗に流し込めた作品が出てきました!
最後は作者とパシャリ。
作品はまだまだ熱いので、分厚い手袋無しではとても触れませんが作った本人はとても嬉しそうです。
黒くなったところが、またカッコよく見えますね。砂型の鋳造は蝋原型の鋳込みとは違い、とても早く作業が進められ低コストです。
学生もやり方を覚えて自分でできるようになると、もっと鋳造が身近な技法になるのではないでしょうか。
学生の作品の幅が広がるヒントになるといいですね。
ノジマ