上賀茂神社アートプロジェクトの展示の様子を遅ればせながら紹介します。
境内の鳥居へとつづく参道沿いの芝生上に設置された作品たち。
こちらは、卵の形をした寄木造りの作品です。
同じ大きさの木を糊付けし圧着して制作されています。
樹木に設置されたこちらの作品。
近づくと、鉛でできた蝉の抜け殻が。
木の幹だけでなく、地面などそこかしこに点在した作品を、探す人の姿も。
こちらは林の中に設置された巨大な作品。
地面に突き刺さった弾丸なのだそう。
作品タイトルは ”HOPE”。
鳥居の前に設置されたこちらの作品は、実際に座ったり乗ったり寝そべったりできる作品です。期間中は子どもたちが、またがってよく遊んでいました。
この作品は、地面に落ちた木の陰の部分の芝を枯らした作品です。
展示期間中、徐々に元通りになっていき、最終的に消えてしまいます。
この作品のタイトルは " Why do you come here ? "。
事前に、上賀茂神社に参拝に来られた方に、この質問のアンケートを配り、
そこで集めた答えの文字をスキャンして鉄板に切り抜きました。
この作品は、サンゴが人や鳥、牛などの形に敷き詰められています。
火葬後の遺骨のようにも見える作品ですが、
作者曰く「見えなくなったもの、見えないものを感じてほしい」と言います。
芝生の上で、白い作品がよく映えます。
合評風景の一コマ。
木陰で話し合い。
期間中には、美術評論家の酒井忠康さんを迎えての鑑賞ツアーも行われました。
毎年、夏真っ盛りの中行われる野外展。
青々とした芝生が印象的でした。
ツジタ