身体表現のワークショップをご紹介します。
講師はコンテンポラリーダンサーとして活躍されている辻田暁さんです。
↑右側が辻田暁さん。
(左の彼女(学生)、かなり体が硬い模様…。)
ワークショップは、まず 「見る」 、 「見られる」 という関係から始まりました。
見られる側の学生は、見る人と目を合わさないように、
じっと 「 立つ 」 、あるいは 「 座る 」 というスタイルが目立ちます。
次に、実際に体を動かしていく作業です。↓
初めは体、表情、ともにガチガチの学生でしたが、
息を切らしながらも、笑顔が見えてきました✿
おぉっ!!
だんだん体もほぐれて、乗ってきましたね。↓
↑ 学生たち、なかなかイイ動きです*✦⋆
続いて、 「 もの になりきる。 」
まずは、ハサミ です。
↓ よ~く観察して、
↓ それぞれ、ハサミになりきります。
では、さらにもう一つ。
と、次に出てきたものも、なんと ハサミ (!?)。
(一つ目のハサミよりも重く、刃が4枚重なっている。↓)
2つのハサミの違いも面白く、さらには同じものを表現しているのに、
人によって身体の使い方が違うという点も面白いです。
(↑ じっと止まって動かない人もいれば、歩き回る人も…。)
中でも印象的だったのが、 「 身体を素材に作品を作る 」 、
そして 「 作られること 」 、 「 作品になること 」 という内容のワークです。
↑ 今村先生の身体を素材に、まずは暁さんが作品を作ります。
↑皆で鑑賞。
さぁ!!学生たちも挑戦!!
たくさん、名作が生まれました。
↑ 「 強風 」 と題された作品。
扇風機の風を当てた瞬間、髪がなびいて最高の仕上がりに!!
↑作者の彼も大爆笑です。
身体表現というと、どこか抵抗を持ってしまう学生も
多かったのではないかと思いますが、
学生からは、
「実際にやってみると、普段の制作と同じだと思った。」
という感想が出ていました。
(↑ティッシュになりきる学生たち。)
初めは、じっと 「立つ」 あるいは 「座る」 という状態でしたが、
ワークショップの最後には、1人につき3分の持ち時間で、身体表現を行いました。
学生たちの 「 身体 」 に対する意識が、
徐々に変化してゆくのが、はっきりと見えました。
ナミキ