2015年11月18日水曜日

ブロンズ鋳造

1回生、ブロンズ鋳造の授業です。
いよいよ鋳込みの日です。

焼かれた石膏型が窯から出てきました!! ↓


↑今回の型、一つ一つが大きい!!


それを丁寧に砂の中に埋めていきます。↓



↓ 蓋の上には 「ミミズ」 の文字。


「あっ!これは、あのミミズの型。」

ブロンズの温度と、流す量の目安になる数字も、一緒に書かれています。


型を埋める横では、今回流すブロンズを溶かしています。↓



↓炉の上には、過去の学生の作品。



さらには、西先生が20代の頃に制作した
作品も溶かされます。↓


それが、現在20代前後の学生の作品へと、姿を変えていくのです。






コークス(燃料)をどんどん入れて、炎が立ちのぼり、
辺りが熱気で包まれていきました。↓



炎の中で頑張る女子は、いつもよりたくましく映ります*



さぁ、そろそろ溶けてきたのでは?




↑展覧会ポスター担当の彼女。カメラを手に坩堝(るつぼ)の中を覗きます。
「熱っ!」




↑続いて、坩堝を覗く彼女も、
あまりの熱さに手で顔を覆ってしまいました。




このカメラでも少し覗いてみましょう。



これは確かに熱い!!


↑ずっしりと重い印象だったブロンズの塊が、
こんな状態に!少し滑らかさも感じます。




さぁ!鋳込む準備が出来ましたよ!!



ブロンズが坩堝から、流れ出た瞬間、
学生たちからは「眩しい!」という声が。



↑強い光と熱気で、流れでる瞬間は迫力満点です!!


先ずは、西先生のお手本です。


 取鍋(とりべ)からブロンズを型に流し込みます。↑




流し込み口のブロンズが赤くなっています。
そして、その周りの3箇所も。
これは流し込んだ時の型の圧力を抜くためのもの。


さぁ!いよいよ学生が挑戦!!


 取鍋にブロンズが注がれて…
少し、ヨロヨロ…あっ危ない!! (ブロンズが注がれた取鍋はかなり重い。)




 ↑西先生に支えてもらい、無事に流し込むことが出来ました。




次々と順調に流していく1回生です。





続いて、大きな型に流し込みます。↓





心配されていたフルーツの型も… ↓


流れた!!

と思ったら…



なんと、中子(中型)が浮いてきてしまいました。↑

綺麗に流れているかなぁ…?




これから、1回生はこの型を割り出し、仕上げの作業に入ります。




ギャラリーデッドスペース(学内ギャラリー)での展示も控えていますので、
そちらも、お楽しみに






ナミキ




2015年11月17日火曜日

3回生 合評会

先週行われました、
3回生、合評会の様子です。


資料室の中の倉庫の扉を開けると…







ガラス玉が色とりどりの明かりに照らされています。



暗闇の中で見たシャボン玉を再現したと話す作者です。
ガラスに映る光が幻想的でありながら、カラフルな色に賑やかさも感じます。



続いて、不思議な装置。↓


スイッチを入れると、赤い風船が…


⇈ 小刻みに膨らんでは、


⇈ しぼむ…

制作した機械が可愛く見えたと話す作者です。
そこで今回、ロボットの呼吸を表現しました。



↑ コミカルな動きに学生たちも見入っていました。




こちらは、ナマケモノのかぶりもの。↓




どうして、ナマケモノ?…というところが気になりますが、



(西山先生と一緒に

作者曰く、
「ナマケモノよりも、もっとなりたいめっちゃカッコイイもの*
があるのだそう。

それは卒業制作まで温存すると話していました。

(何それ?めちゃくちゃ気になるよー!)
来年度の卒業制作、楽しみにしていて下さいね!



 
浮かび上がる日本地図の形。
この模様、何で作られているか分かりますかー?



写真では少しわかりにくいですが、爪楊枝が集合して日本地図になっています。




これは根気がいる作業だなーと思っていたら、

作者の彼女、完成した後に一度作品が崩れてしまったそう。
(…想像するだけで悲惨です。)

けれども、そこから驚きの巻き返しで数時間で仕上げたのだそうです。
今後、規模の大きな作品に挑戦する可能性がありそうです。



最後に、衣服だけの空っぽの人。↓
 


蝋で固められ形状が保たれています。




学校というシチュエーションの中、自分や人から感じる空っぽさを表現したと話す作者。
集団の中での、人と人とのコミュニケーションのとり方に着目しました。




今回の合評会では、学生が制作した作品から、
本人がどこに関心を持っているのか、
今後の方向性を確認していくような話し合いが中心に行われていました。

自身の興味や関心を整理して、
上手く次回の制作に繋げていけるといいですね。

次回も自由課題が続きます。





ナミキ





2015年11月16日月曜日

「散歩の条件」&「DM」&「白秋に旅の夢をみる」

非常勤講師、今村源先生のグループ展のお知らせです。


http://keage-g-suzuki.com/


「散歩の条件」
Conditions of Walking
 
2015年12月1日(火)~12月6日(日)
12:00-19:00(最終日17:00まで)
 
 
〒605-0046
京都市東山区三条通けあげ[ウェスティン都ホテル向い]
 
TEL&FAX:075-751-0226
 
 






非常勤講師、竹股桂先生の個展が明日から始まります。


http://www.horyuji-gallery.com


「白秋に旅の夢をみる」
 
2015年11月17日~11月29日
11:00-17:00(最終日-16:00) 月休み
 
 
〒636-0116
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺1-9-33
 
tel: 0745-75-7717
 




元・助手、多羅信綱さんからグループ展のお知らせです。


http://www.plus1art.jp/


こおろを打つ
「 DM 」
 
2015年12月3日(木)~12月27日(日)
11:00~19:00(最終日は17:00まで)
開廊 木・金・土・日曜
休廊 月・火・水曜
 
ギャラリートーク:12月5日(土)・12(土)・19(土)・26(土)
毎週土曜日 PM4:00~ /4回開催
 
音のワークショップ:12月19日(土) PM5:30~(参加費無料)
八巻志帆(バスクラリネット)+森下周央彌(ギター)
 
〒542-0012
大阪市中央区谷町6-4-40
 
tel: 080-6392-3873
 




ぜひ、ご覧ください。

2015年11月10日火曜日

合評前日の3回生

3・4回生実習室から制作の様子をご紹介します!


Z-102実習室を覗くと…、

明日に合評を控えた3回生が制作に励んでいます!


↓ 大きな紙の塊!



塊の中は新聞紙。
上から 半紙 を貼る作業中です。


ふと、彼女の作業机を見ると…

↓ 洋書のページが並べられています!!



こちらは作品ではなく、汚れないように本をちぎってカバーにしたのだそう。
(意外とお洒落な仕上がりに驚きです!)







その作業机には広告、新聞紙、本など、様々な種類の  が広げられていました。





そのすぐ近くで作業をするのは、
 毛糸 で編まれたパーツを使って形をつくりだす彼女。↓
 


↑編み方のバリエーションがたくさんあるそうで、
どれを合わせようか考え中です。





更には、  を巻きつけて作られた 人体 や 丸い玉 も。




ボンドで固められて形が保たれています。

この糸と毛糸、一体どんな作品になるのだろう?




続いて、同じく 丸い玉 。
こちらの素材は ガラス です。↓




透明な ガラス玉 を量産する彼女。↓



「どんな作品になるのー?」

ガラス玉を吊るして、光で照らす予定だそう。

まだまだ作業工程がありそうです。頑張れー!!



続いて、7-12実習室へ移動。



↑ 4回生(左)と3回生(右奥)が並んで元気に制作中!





4回生の彼女は、来週から開催する 卒業制作マケット展 の作品を制作します。


 
 
「 卒業制作 」と聞くと、
毎年、「あぁ…もうそんな時期か。」としみじみ思ってしまいます。







↑3回生の彼女は広告を丸めています。

彼女もまだまだ作業が残っています。明日の合評まで頑張って!!




 今日の一枚 

今日が石膏型作り最終日。
果物や野菜を盛っている1回生を発見!
西先生もこれまでに経験がないという、原型(果物の塊)に挑戦です。




果物が炭化して残ってしまうのでは?…と少し心配されますが、
流してみないとわかりせん。

明日は窯入れの日です。綺麗に焼失されることを願いましょう。




ナミキ