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2017年10月17日火曜日

後期授業始まりました






先々週から後期授業に入り、1回生の体幹授業が始まりました。
今日は立体造形の二つの内の一つを覗いて来ました。


こちらの授業はスチレンボードを使って原型を成形し、砂型を使いアルミ鋳造を行います。
1回生のこの授業は合計二日間という短い期間で1つの作品を作らなければならないのでなかなかハードです。
課題のテーマは「大切なもの-アルミ鋳造による造形」です





担当の講師の方の指導を元に砂型を成形します。





砂がきちんと固まっていないと作品がちゃんとできあがってこないので、この作業は慎重に行います。





アルミもドロドロの液状に。とても熱いですので、取り扱いは十分注意です。





いざ、流し込みへ。










小さな穴をめがけて、アルミを流し込むのは難しいですが良い感じに流し込めました。
あとはこのアルミが冷えて固まるのを待つだけです。









あらかた熱が取れて砂型から取り出されるとこんなかんじで作品が出てきます。
まだ柱のような湯口がくっついた状態ですが、このまま完全に熱が引くのを待ちます。







冷えたらこの湯口をとって、バリを削り形を整えたら完成です。



最初に軽いスチレンボードで作った形が重みのあるアルミに変わって手元に戻ってくるというのは面白いですね。
この授業は11月の頭まで続きます。






ノジマ












2016年12月5日月曜日

2016年度 最古の記憶






先週1回生のブロンズ授業の一環で毎年学内で行われる展覧会「最古の記憶」の搬入が行われました。










搬入のために、フォークリフトへ作品を集める1回生達。
この後フォークリフトで一気に搬入。





設置前にギャラリー前で展示台を並べて配置確認。
どの作品がどの場所にあるのが良いのか、バランスを見ながら学生達で考えて決めていきます。






悩んだ末に無事設置完了、展覧会の始まりです。











「最古の記憶」
立体造形1回生
会期:2016年11月30日〜12月12日
場所:京都精華大学対峰館 Gallery Dead space

是非ご覧ください。




ノジマ




2016年11月9日水曜日

ブロンズ鋳造




昨日1回生ブロンズ授業の鋳込みが行われました。













学祭期間中に窯の中にあった、型を順番に取り出していきます。
型は脆くなっているので慎重に運びます。







坩堝の中でドロドロに溶けたブロンズから出る要らない滓を除去する1回生。
もの凄い熱さに耐えながら真剣に黙々と作業をしています。










さていよいよ型へブロンズを流し込んでいきます。

西教授が補助に入りながらブロンズを鍋の中へ移していきます。
この時熱さに負けて後ろへ下がってしまうと、床へ熱々のブロンズをぶちまけてしまうことになり危険です。
なので、じっと我慢して耐えます。






















熱が引くのを待って型を待っていきます。
中のブロンズを傷つけないように慎重に割っていくと石膏で真っ白の状態で少しずつ見えてきます。
皆上手くブロンズに作品をおこせたのでしょうか。


あとはどんな風に作品を仕上げるかだけですね。




ノジマ






2016年10月26日水曜日

ブロンズ窯詰めと中間報告会



今日は1回生ブロンズ鋳造授業の窯詰めでした。





再来週のブロンズ流し込みに向けて、学祭期間を使って窯の中で蝋を溶かします。
次に窯を開けた時には、中にあった蝋原型は溶けてなくなり石膏型のみが残っています。
そこでようやくブロンズを流し込むことができます。




きちんと型ができているかは、蓋を開けてブロンズを流し込むまでわからないところがドキドキです。




上手く流しこめるといいですね。








そして4回生はマケット展の中間報告の日でした。





4回生は11月に卒業制作展出品作品のマケット展を行います。
今日は現在の進行状況とプラン確認を吉野教授を交えてひとりひとり話し合っていきました。

作品の構想ができてくると、美術館での展示に対して必要なことや確認しておかなければならないことが見えてきます。
教授陣と相談しながら、どう実現させていくかが頑張りどころ。
美術館の決まりも厳しいですが、学生生活最後の大きな展覧会ですので、妥協することなく作品を完成させて欲しいですね。







ノジマ





2016年10月18日火曜日

後期始まりました。




後期が始まって2週間が経ち、各回生毎に課題が発表され、皆作品制作を頑張っています。












2回生は御影石を素材に課題に取り組んでいます。

1回生の時の大理石に続いての石彫課題ですが、大理石とはまた違った硬さの石。
手彫りと機械ツールを使用しながら、理想の形を目指します。













続いて1回生はブロンズの授業です。
蝋を原型として、最後はブロンズ作品を完成させます。

↑画像はブロンズを流し込むための湯道を作っているところ。
この湯道を付ける作業はかなり重要で、この行程を失敗すると綺麗にブロンズが流れていかず
出来上がった作品の一部が不足してしまうことになります。




この画像の作品は3回生のもの。
なかなか難しそうな形をしています。無事綺麗にブロンズを流すことができるのでしょうか。









最後は4回生。
卒業制作展に向けてのマケット作りの真っ最中。

彼女は前期の野外展で大理石でできたワンピースを制作していました。
卒業制作も大理石を使って、作品制作を行っていくようです。

学生最後の作品制作になるので、4回生には悔いのないように頑張って欲しいです。












ノジマ







2016年6月29日水曜日

大理石スタート







一回生の石彫が始まりました。







一回生の石彫では大理石を扱います。
大理石は他の石に比べて柔らかいので、初めて石彫をするには彫りやすい石材です。






例年、大理石の課題は「種子」でしたが、今年の大理石の課題は「好きなモチーフを選択して彫る」ということになっています。
手であったり、オオカミだったりと様々なモチーフを選んで制作中です。
素材を扱う難しさを日々感じながらの制作になりますが、完成した時の喜びは大きいと思います。
仕上がりが楽しみです。





ノジマ





2016年6月20日月曜日

石膏貼り込み&チェーンソー体験



今日は1回生と2回生の授業へお邪魔してきました。








一回生は現在モデリングの授業をしており、先週とった石膏型にスタッフを使って石膏の貼り込みをしていました。


↓これが石膏型です。



この型の内側に離型剤としてカリ石鹸を塗り付け、その上から石膏とスタッフを貼り付けていきます。
カリ石鹸は型から貼り付けた石膏を取り外しやすくするためで、スタッフ(写真右上)は石膏の補強として入れます。
スタッフを入れなかった場合、石膏は割れやすくなってしまうので石膏を扱う際には必ず必要なものになります。











貼りこんで、型を合わせたら後は固まるのを待って、割り出しです。
さて上手く型が取れているのでしょうか。






2回生は木彫の授業のために丸太から必要な材料を切り出します。



大きな丸太をフォークリフトで運びだし、チェーンソーで切り出します。
初めて扱うチェーンソーに皆ドキドキ。
チェーンソーの扱い方のレクチャーを聞いて、扱い方がわかったら早速実践です!











男の子も女の子も皆、自分の必要な木は自分で切り出すのがこの授業の恒例になります。
丸太が切り出せたら自分の作りたい作品に向けてどんどん刃を入れていくだけです。

なかなかの力仕事になりますが、どんな作品が出来上がるのか楽しみですね。









ノジマ




2015年12月2日水曜日

1回生「最古の記憶」展のお知らせ

1回生、ブロンズ作品展  最古の記憶  のお知らせです。
 
今年も22名の 最古の記憶 が ブロンズ へと姿を変えて現れました。
 
 

 
「 最古の記憶 」
立体造形コース1回生 ブロンズ展
 
2015年12月2日(水)-16日(水)
9:00-22:00
 
対峰館 Gallery Dead space
(学内・対峰館・立体造形コース大学院研究室前)
 
 
tel:075-702-5286
e-mail:rittai@kyoto-seika.ac.jp
(立体造形研究室)
 
 
 
↑ 今年のポスターも学生のデザインです。

 
北浦絵里さんの撮影した写真と、
高橋絹華さんのテキストが載せられています。
 
 
高橋さんのテキストをご紹介。↓
 
***********************************
 
 
          いつも確かにあったことを
          忘れてはその度に思い出している
          遡って考えて
          どうしても思い出せない体温があり
 
          それが存在していたことの記憶があっても
          私と存在していたことにはならず
          それでも、それが私の心にすみついても
          構わないと思った。
 
 
***********************************

 
 
 
 
 
 
展覧会は本日から、学内のギャラリーデッドスペース
(対峰館・立体造形コース大学院研究室前)で、16日(水)まで開催中です。
 
ぜひ、ご覧ください。


2015年11月18日水曜日

ブロンズ鋳造

1回生、ブロンズ鋳造の授業です。
いよいよ鋳込みの日です。

焼かれた石膏型が窯から出てきました!! ↓


↑今回の型、一つ一つが大きい!!


それを丁寧に砂の中に埋めていきます。↓



↓ 蓋の上には 「ミミズ」 の文字。


「あっ!これは、あのミミズの型。」

ブロンズの温度と、流す量の目安になる数字も、一緒に書かれています。


型を埋める横では、今回流すブロンズを溶かしています。↓



↓炉の上には、過去の学生の作品。



さらには、西先生が20代の頃に制作した
作品も溶かされます。↓


それが、現在20代前後の学生の作品へと、姿を変えていくのです。






コークス(燃料)をどんどん入れて、炎が立ちのぼり、
辺りが熱気で包まれていきました。↓



炎の中で頑張る女子は、いつもよりたくましく映ります*



さぁ、そろそろ溶けてきたのでは?




↑展覧会ポスター担当の彼女。カメラを手に坩堝(るつぼ)の中を覗きます。
「熱っ!」




↑続いて、坩堝を覗く彼女も、
あまりの熱さに手で顔を覆ってしまいました。




このカメラでも少し覗いてみましょう。



これは確かに熱い!!


↑ずっしりと重い印象だったブロンズの塊が、
こんな状態に!少し滑らかさも感じます。




さぁ!鋳込む準備が出来ましたよ!!



ブロンズが坩堝から、流れ出た瞬間、
学生たちからは「眩しい!」という声が。



↑強い光と熱気で、流れでる瞬間は迫力満点です!!


先ずは、西先生のお手本です。


 取鍋(とりべ)からブロンズを型に流し込みます。↑




流し込み口のブロンズが赤くなっています。
そして、その周りの3箇所も。
これは流し込んだ時の型の圧力を抜くためのもの。


さぁ!いよいよ学生が挑戦!!


 取鍋にブロンズが注がれて…
少し、ヨロヨロ…あっ危ない!! (ブロンズが注がれた取鍋はかなり重い。)




 ↑西先生に支えてもらい、無事に流し込むことが出来ました。




次々と順調に流していく1回生です。





続いて、大きな型に流し込みます。↓





心配されていたフルーツの型も… ↓


流れた!!

と思ったら…



なんと、中子(中型)が浮いてきてしまいました。↑

綺麗に流れているかなぁ…?




これから、1回生はこの型を割り出し、仕上げの作業に入ります。




ギャラリーデッドスペース(学内ギャラリー)での展示も控えていますので、
そちらも、お楽しみに






ナミキ