遅くなりましたが、1回生、デザインの授業
『 集める 並べる 』
の合評の様子と作品をご紹介します。
学内の山の中に架かる、橋の上に並べられた石。
この渦のかたちには、
山や森のエネルギーを街へ運ぶという意味が込められています。
イーゼルにかけられた白い布。
一体、何を集めたの?
彼女が手に持っているものは…、卵 !?
その卵を・・・
投げる!!!!
投げつける姿は迫力満点!!
他にも、草、土、トマトを投げつけ、
真っ白な布が染まりました。
彼女が集めたものは、その素材だけで色が着くものたち。
それらを投げつけて並べる姿を見せる、パフォーマンスとして発表しました。
↓長椅子の上に並べられた、ガラスの破片、木の実、卵。
そして、窓ガラスには写真が貼られています。
そこに作者自身が座って作品に。
卵の“身”、 木の実や果実の“実”、 ガラスの美しさの“美”、
写真や窓を通して風景を見るという“見”、 彼女自身の“身” など、
「 み 」 が関連するものが集められ並べられています。
こちらは 糸へん がつく漢字の素材を集め、作られました。
“紙” に “糸”、 “綿”、 “粉”、 “縄”、 “網”、 “紐” が順に
縫いつけられています。
紫 の色が使われ、 最後は 結んで 終わり。
授業中、先生が書いた黒板の文字をふと見たとき、
糸へん の漢字がたくさんあるということを発見したそうです。
並べたものは磁石にくっつくものと、つかないもの。
それを実際に大きな磁石を使って分類します。
↑長椅子に残されていく、引っ付かない金属、植物たち。
↓そして、磁石によって集められた金属たち。
並べられたファーストフード店やコンビニのロゴ。
これらは、略すと3文字になる略語です。
「ファミマ」 「マクド」 「スタバ」 「スマホ」 ・・・確かに!
地域で略し方が違うようで関西限定だそうですが、
これは若者ならではの発想。
前回( 『 私 BOOK 』 )は中間合評でしたので、
今回が初めて完成作品の合評だった一回生。
同級生からたくさんの意見をもらい、
それぞれ、手応えを感じたり反省点を見つけたりしたのではないでしょうか。
ナミキ