2016年6月29日水曜日

大理石スタート







一回生の石彫が始まりました。







一回生の石彫では大理石を扱います。
大理石は他の石に比べて柔らかいので、初めて石彫をするには彫りやすい石材です。






例年、大理石の課題は「種子」でしたが、今年の大理石の課題は「好きなモチーフを選択して彫る」ということになっています。
手であったり、オオカミだったりと様々なモチーフを選んで制作中です。
素材を扱う難しさを日々感じながらの制作になりますが、完成した時の喜びは大きいと思います。
仕上がりが楽しみです。





ノジマ





2016年6月28日火曜日

2016年度前期交換留学生レクチャー








昨日は前期交換留学生のRa'ka Cazanderさんの留学生レクチャー会が行われました。
ラカさんは、京都精華大学と提携校であるオランダのユトレヒトという大学からやってきた交換留学生です。



ユトレヒトの大学では精華大学とはカリキュラムが違い、1回生の間はファインアートと呼ばれる分野、精華大学で言うところの芸術学部の分野を一通り履修して学んでいきます。
2回生に上がる頃には作業場を得られるようになり、1つの専攻分野を決めるのと同時にゼミの教員を1人選びます。
そこからは教員と1対1で、Eメールでやりとりを行い、週1回からのペースでディスカッションをして自身の制作を進めていくという流れになるそうです。


学期の終わり毎には作品を展示し発表するという機会があり、その際は学部を問わず様々な専攻の学生が発表を観に来られるようになっていて、分野としてもとても開けた取り組みになっているようです。


立体造形コースからも女の子の学生が1人、ユトレヒトの大学へ留学しているので良い経験をできてそうです。
帰ってきて、またどんな話を聞かせてくれるのか楽しみです。




そして、前期交換留学生15人による展覧会が始まります。
会期は2016年7月1日から20日、9:00〜18:00 THE TERMINAL KYOTOにて開催されます。
オープニングレセプションは6月30日19:00〜21:00です。
是非ご高覧ください。

606-8445
京都市下京区新町通仏光寺下ル岩戸山町424 The Terminal Kyoto




ノジマ









2016年6月20日月曜日

石膏貼り込み&チェーンソー体験



今日は1回生と2回生の授業へお邪魔してきました。








一回生は現在モデリングの授業をしており、先週とった石膏型にスタッフを使って石膏の貼り込みをしていました。


↓これが石膏型です。



この型の内側に離型剤としてカリ石鹸を塗り付け、その上から石膏とスタッフを貼り付けていきます。
カリ石鹸は型から貼り付けた石膏を取り外しやすくするためで、スタッフ(写真右上)は石膏の補強として入れます。
スタッフを入れなかった場合、石膏は割れやすくなってしまうので石膏を扱う際には必ず必要なものになります。











貼りこんで、型を合わせたら後は固まるのを待って、割り出しです。
さて上手く型が取れているのでしょうか。






2回生は木彫の授業のために丸太から必要な材料を切り出します。



大きな丸太をフォークリフトで運びだし、チェーンソーで切り出します。
初めて扱うチェーンソーに皆ドキドキ。
チェーンソーの扱い方のレクチャーを聞いて、扱い方がわかったら早速実践です!











男の子も女の子も皆、自分の必要な木は自分で切り出すのがこの授業の恒例になります。
丸太が切り出せたら自分の作りたい作品に向けてどんどん刃を入れていくだけです。

なかなかの力仕事になりますが、どんな作品が出来上がるのか楽しみですね。









ノジマ




2016年6月13日月曜日

テラコッタ 窯出し



先週に引き続いてテラコッタの窯出しが行われました◎
焼きあがった作品のお目見えです。






まだ熱を持っているので、なかなか作品に触れず周りから自分の作品を確認する学生達。
窯から出したばかりで、まだ素手で触るには熱すぎます。










先週窯に入れた段階では↑このような色をしていた作品たちですが・・・




















焼きあがってみるとこのような色に!
綺麗な朱色や、赤土と白土を混ぜ合わせたものはピンク色のような淡い色に焼き上がりました。






触れる程度に冷えたので移動。
彼は焼くときに詰めていた新聞紙の燃え滓をエアーで飛ばします。



中から灰が吹く上がり白い煙が立ち上る様はなんだか、生き物の呼吸のようで面白いです。











こちらは、現在1回生に彫塑を教えている宇治川先生の作品の梟です。
学生と同じ土を使って作られたそうですが、何故か灰色に。



そんな宇治川先生の作品はこちら。可愛らしい3羽の梟です。
残りの2羽は赤と白に焼きあがったのに、1羽だけ灰色になってしまったのが不思議です。







2回生は明日合評です、これでテラコッタとは一区切りで、明後日からは木彫の授業へ移り新しい素材へ挑戦します。




ノジマ



2016年6月8日水曜日

2回生窯詰め




今日は2回生の工芸実習「テラコッタ」の窯詰めが行われました。













テラコッタの授業では、赤土と白土の2種類を使って作品制作を行い、黄土色の土が赤土、黒っぽい土が白土になります。
彫塑の授業とは違い、最後まで自分の手仕事の跡が残って、土自体が作品として仕上がってくるところが面白い授業です。




今日の夜から火入れをして、来週月曜日の窯出しまでじっくりと素焼きしていきます。

火を入れて焼き始めると徐々に、表面の土の色が変化していき、今までとまた違う見た目と雰囲気を持った作品が手元へ戻ってきます。


窯出しではどんな風に変化しているのか楽しみです。




ノジマ














2016年6月6日月曜日

6月5日 オープンキャンパス開催



6月5日にオープンキャンパスが開催されました。








今回のオープンキャンパスのテーマは「カタチ」。

立体造形コースではコピックを使った腕や指等の型取り体験を実施しました。





スタッフの学生達がコピックがどのような素材であるかを説明しながら型取りの準備を進めます。

コピックは水と1対3の割合でクリーム状になるまで混ぜ合わせます。

受験生の男の子(写真中央)には混ぜ合わせるところから体験してもらいました。
ダマにならないよう、均一に混ぜ合わせのはなかなか難しく時々チェックをしながらの作業です。

クリーム状になったらその中に型取りをしたいもの、今回は手を入れて5分程待ち型が出来上がるのを待ちます。
コピックがゼリー状に変わったら、型の完成です。









筒の緑部分がコピックの型の部分で、白いところが石膏。
今回は型どったものが、最終的に石膏に置き換わって完成になります。

皮膚の皺や毛穴、指の指紋、爪の形まではっきりと型どることができるので、出来上がったものはちょっとした感動できるものがあります。






次回のオープンキャンパスは7月23、24日に開催されます。
是非また立体造形コースに遊びに来てください。

ノジマ