1回生は ブロンズ鋳造 の授業の真っ最中です。
それぞれのペースで 蝋 の原型を作り上げるために奮闘中です。
↑ まずは粘土で原型作り。
↑ 彼女の耳。
テーマは 「 最古の記憶 」 です。
彼女が 耳 を作るのにも、あるエピソードが隠されています。
↓ こちらは子どもの右手が…
ん? よく見ると 親指 がありません。
話を聞くところ、西先生が、いきなり捥いでしまったとか。
えええっ!? なんてことを!!
と、思いますが、
この形だと型取りが困難になるので、
スムーズに取れるように、本体と親指のパーツに分けたのですね。
この粘土原型ができたら、型取りにうつります。
記憶が粘土に、 粘土から 蝋 に…
次々と素材を変えていくのが、ブロンズの授業の工程です。
↓ こちらは、シリコン型。
型に塗られているのは 蝋 。
この型から生まれる形は?…
柿!
蝋 の艶が出て、ちょっと美味しそう…
↓ 鯛 の石膏型と 蝋原型 。
実物の 鯛 から型をとりました。
薄っすらとウロコが見える様は化石のよう。
この鯛の縁に付いているバリがスルメみたい!!
という話題に。
↑ ハンダゴテを使って細部まで調整。
彼女が作るのは、 階段 。
↓ 作業台の上にはたくさんの 蝋原型 が並びます。
耳、 手、 柿、 鯛、 階段、 りんご、 …などなど。
本人しか知り得ない、
それぞれの 「 最古の記憶 」 が 蝋 となって、 姿 を現します。
そしてさらに、
この 蝋 が、 ブロンズ へと、姿を変えていくのです。
それぞれの、 記憶 についても、
またお伝えできたら…と、思います。
お楽しみに✿✿
ナミキ