2013年10月9日水曜日

「最古の記憶」から、「蝋」へ

1回生は ブロンズ鋳造 の授業の真っ最中です。
 
それぞれのペースで 蝋 原型を作り上げるために奮闘中です。
 
 
 
↑ まずは粘土原型作り
 
 
 
↑ 彼女の耳。
 
 
テーマ  最古の記憶  です
 
彼女が 耳 を作るのにも、あるエピソードが隠されています。
 
 
 
 
 
 
↓ こちらは子どもの右手が…
 
ん? よく見ると 親指 がありません。
 
 
 
話を聞くところ、西先生が、いきなり捥いでしまったとか。
 
えええっ!? なんてことを!!
 
と、思いますが、
 
この形だと型取りが困難になるので、
スムーズに取れるように、本体と親指のパーツに分けたのですね。
 
 



この粘土原型ができたら、型取りにうつります。


記憶粘土に、 粘土から  に…
次々と素材を変えていくのが、ブロンズの授業の工程です。




↓ こちらは、シリコン型。
型に塗られているのは 蝋 


 
この型から生まれる形は?…
 
柿!
 
 
 
 
蝋 の艶が出て、ちょっと美味しそう…
 
 
 
 
↓ 鯛 の石膏型と 蝋原型 
 
実物の 鯛 から型をとりました。
薄っすらとウロコが見える様は化石のよう。
 


この鯛の縁に付いているバリがスルメみたい!!
という話題に。


 
↑ パクリ!!食べてもらいました!(実際には食べていませんよ。)









↑ ハンダゴテを使って細部まで調整。

彼女が作るのは、 階段 。







↓ 作業台の上にはたくさんの 蝋原型 が並びます。





耳、 手、 柿、 鯛、 階段、 りんご、 …などなど。

本人しか知り得ない、
それぞれの  最古の記憶  が  となって、 姿 を現します。





そしてさらに、
この  が、 ブロンズ へと、姿を変えていくのです。





それぞれの、 記憶 についても、
またお伝えできたら…と、思います。

お楽しみに





ナミキ