2015年12月23日水曜日

もちつき!

本日は今年最後の授業日です。

この日は毎年、これまで使用してきた工房の大掃除を行います。


そして、綺麗になった作業場で開催されるのは…




毎年恒例、立体もちつき❀ です。




よいしょっ!」 「よいしょっ!」 の掛け声に、↑↑




なぜか「ゴリラーっ!」の掛け声で盛り上がります。↑↑




留学生のハムザも挑戦です!! ↓



ハムザのパワフルな餅つきに、
後ろで見ている先生たち、仰け反っていますね。↑↑





↑ つきたてのお餅を丸める女子たち。



↑ こちらの手は内田先生。さすがの手つきです✨






さっそく、いただきまーす



つきたてのお餅は柔らかくて美味しい





あまりの美味しさに、にんまり!




みんな大満足です!



スタジオ内では4回生が豚汁を作っていました。





わぁ…これは心も体もあったまるね!!*






この餅つきを最後に、授業はしばらくお休みです。

年明けは1月4日から再開され、
2・3回生は進級制作展、4回生は卒業制作展が待っています。


それまで、このブログもお休みです。
皆様、良いお年をお迎え下さい。





ナミキ









トルソー樹脂貼り

アップが遅くなりましたが、先週まで行われていました
2回生、トルソーの授業をご紹介します。

スタジオ内は、作業をする学生たちで少し慌ただしい雰囲気です。



この日は樹脂貼り。テキパキ*✦と作業を進めなければなりません。




学生たち、みんな真剣です。↑↑




↑ ガラス繊維を切って。




↑ それを塗りこんだ樹脂の上に貼ります。そうすると、強度が増します。


この工程を、1層・2層…と重ねていきます。


 グレーの色の樹脂が1層目、そして白色が2層目。↑↑




↑ 樹脂貼り完了!


↓ こちら、ゴーグルとマスクの樹脂貼りスタイル!✦⋆

 これで樹脂の臭いにも負けない!



みんな体に気をつけて、制作頑張ろうね!!


トルソーの次は学内での進級制作展です。お楽しみに♪♪



ナミキ

2015年12月2日水曜日

1回生「最古の記憶」展のお知らせ

1回生、ブロンズ作品展  最古の記憶  のお知らせです。
 
今年も22名の 最古の記憶 が ブロンズ へと姿を変えて現れました。
 
 

 
「 最古の記憶 」
立体造形コース1回生 ブロンズ展
 
2015年12月2日(水)-16日(水)
9:00-22:00
 
対峰館 Gallery Dead space
(学内・対峰館・立体造形コース大学院研究室前)
 
 
tel:075-702-5286
e-mail:rittai@kyoto-seika.ac.jp
(立体造形研究室)
 
 
 
↑ 今年のポスターも学生のデザインです。

 
北浦絵里さんの撮影した写真と、
高橋絹華さんのテキストが載せられています。
 
 
高橋さんのテキストをご紹介。↓
 
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          いつも確かにあったことを
          忘れてはその度に思い出している
          遡って考えて
          どうしても思い出せない体温があり
 
          それが存在していたことの記憶があっても
          私と存在していたことにはならず
          それでも、それが私の心にすみついても
          構わないと思った。
 
 
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展覧会は本日から、学内のギャラリーデッドスペース
(対峰館・立体造形コース大学院研究室前)で、16日(水)まで開催中です。
 
ぜひ、ご覧ください。


2015年11月18日水曜日

ブロンズ鋳造

1回生、ブロンズ鋳造の授業です。
いよいよ鋳込みの日です。

焼かれた石膏型が窯から出てきました!! ↓


↑今回の型、一つ一つが大きい!!


それを丁寧に砂の中に埋めていきます。↓



↓ 蓋の上には 「ミミズ」 の文字。


「あっ!これは、あのミミズの型。」

ブロンズの温度と、流す量の目安になる数字も、一緒に書かれています。


型を埋める横では、今回流すブロンズを溶かしています。↓



↓炉の上には、過去の学生の作品。



さらには、西先生が20代の頃に制作した
作品も溶かされます。↓


それが、現在20代前後の学生の作品へと、姿を変えていくのです。






コークス(燃料)をどんどん入れて、炎が立ちのぼり、
辺りが熱気で包まれていきました。↓



炎の中で頑張る女子は、いつもよりたくましく映ります*



さぁ、そろそろ溶けてきたのでは?




↑展覧会ポスター担当の彼女。カメラを手に坩堝(るつぼ)の中を覗きます。
「熱っ!」




↑続いて、坩堝を覗く彼女も、
あまりの熱さに手で顔を覆ってしまいました。




このカメラでも少し覗いてみましょう。



これは確かに熱い!!


↑ずっしりと重い印象だったブロンズの塊が、
こんな状態に!少し滑らかさも感じます。




さぁ!鋳込む準備が出来ましたよ!!



ブロンズが坩堝から、流れ出た瞬間、
学生たちからは「眩しい!」という声が。



↑強い光と熱気で、流れでる瞬間は迫力満点です!!


先ずは、西先生のお手本です。


 取鍋(とりべ)からブロンズを型に流し込みます。↑




流し込み口のブロンズが赤くなっています。
そして、その周りの3箇所も。
これは流し込んだ時の型の圧力を抜くためのもの。


さぁ!いよいよ学生が挑戦!!


 取鍋にブロンズが注がれて…
少し、ヨロヨロ…あっ危ない!! (ブロンズが注がれた取鍋はかなり重い。)




 ↑西先生に支えてもらい、無事に流し込むことが出来ました。




次々と順調に流していく1回生です。





続いて、大きな型に流し込みます。↓





心配されていたフルーツの型も… ↓


流れた!!

と思ったら…



なんと、中子(中型)が浮いてきてしまいました。↑

綺麗に流れているかなぁ…?




これから、1回生はこの型を割り出し、仕上げの作業に入ります。




ギャラリーデッドスペース(学内ギャラリー)での展示も控えていますので、
そちらも、お楽しみに






ナミキ




2015年11月17日火曜日

3回生 合評会

先週行われました、
3回生、合評会の様子です。


資料室の中の倉庫の扉を開けると…







ガラス玉が色とりどりの明かりに照らされています。



暗闇の中で見たシャボン玉を再現したと話す作者です。
ガラスに映る光が幻想的でありながら、カラフルな色に賑やかさも感じます。



続いて、不思議な装置。↓


スイッチを入れると、赤い風船が…


⇈ 小刻みに膨らんでは、


⇈ しぼむ…

制作した機械が可愛く見えたと話す作者です。
そこで今回、ロボットの呼吸を表現しました。



↑ コミカルな動きに学生たちも見入っていました。




こちらは、ナマケモノのかぶりもの。↓




どうして、ナマケモノ?…というところが気になりますが、



(西山先生と一緒に

作者曰く、
「ナマケモノよりも、もっとなりたいめっちゃカッコイイもの*
があるのだそう。

それは卒業制作まで温存すると話していました。

(何それ?めちゃくちゃ気になるよー!)
来年度の卒業制作、楽しみにしていて下さいね!



 
浮かび上がる日本地図の形。
この模様、何で作られているか分かりますかー?



写真では少しわかりにくいですが、爪楊枝が集合して日本地図になっています。




これは根気がいる作業だなーと思っていたら、

作者の彼女、完成した後に一度作品が崩れてしまったそう。
(…想像するだけで悲惨です。)

けれども、そこから驚きの巻き返しで数時間で仕上げたのだそうです。
今後、規模の大きな作品に挑戦する可能性がありそうです。



最後に、衣服だけの空っぽの人。↓
 


蝋で固められ形状が保たれています。




学校というシチュエーションの中、自分や人から感じる空っぽさを表現したと話す作者。
集団の中での、人と人とのコミュニケーションのとり方に着目しました。




今回の合評会では、学生が制作した作品から、
本人がどこに関心を持っているのか、
今後の方向性を確認していくような話し合いが中心に行われていました。

自身の興味や関心を整理して、
上手く次回の制作に繋げていけるといいですね。

次回も自由課題が続きます。





ナミキ